
【取材】居酒屋の新しいカタチ
緊急事態宣言の解除とともに様々な店舗が動き出しています。とはいえコロナの恐怖に怯えながら再開する店舗も多いとか。そんな中、厚生労働省が公表した「新しい生活様式」を忠実に実現した居酒屋が新宿にオープンしました。
徐々にオフィスに人が戻ってくるようになる中、今後の対策のヒントを求めて取材をしてきました。
お店は新宿中央東口を出てすぐにある「KICHIRI 新宿店」。徹底した店内除菌、スタッフと客の接触8割減を目指すサービスを展開しています。
まず店舗の入り口ではモニタ越しにスタッフがお出迎え。指示に従い設置されている除菌剤で手指の消毒、さらに検温を行います。置かれている店内マップを元に座席の案内を受けます。

続いて次亜塩素酸水がミスト状に噴射されるゲートを30秒ほどかけてゆっくりくぐります。ちょっと長い気もしますが、身体もバッグもまるごと除菌されます。
ゲートをくぐったらすぐに靴を下駄箱へ。これで店内へのウイルス等の侵入を防いでいるようです。
座席には例のパーテーション。前後のみならず左右にもきっちり立てられています。最初は「これはどうなんだろう?」と思います。

テーブルに設置されたお箸やスプーンはしっかり個包装されています。ちょっと安っぽさを感じなくもないですが、これも感染対策。普段はお醤油が入る鯛型の容器には消毒液が入っています。

注文ももちろん接触レス。座席に設置されたQRコードを「自分のスマホ」で読み込んで、表示された専用サイトから行います。同じQRコードを読み込むことで同席者と情報を共有できるので「それぞれが同じものを頼んじゃった」ということがありません。

料理の提供も極力接触を避けています。マスクに手袋姿のスタッフが、テーブルから少し離れた位置に料理を置きます。料理には蓋が被せられており、客が自身でそれを取って受け取る仕組みです。よく考えられています。

はじめこそ違和感のあったパーテーションですが、1時間もするとこれを遊び道具にする人も。(私も刑事もののドラマごっこをしましたが)。さらに自分の飛沫が意外と飛んでいることに気が付き、あせってお掃除してしまいました。
客が掃除しなくてもスタッフがちゃんとお掃除してくれますが・・・。
客が帰った後は隅々まで除菌剤を使って拭いていました。とても安心感があります。

いかがでしょうか。
今回は利用しませんでしたが、オンライン飲み会用にタブレットや女優ライトの貸し出しもあるのだとか。
オフィスで活用できるアイデアも多くあると思います。お近くの方はぜひ体験してみてください。
Shop Info
KICHIRI 新宿店
TEL:03-5919-2888
〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目36−10 ミラザ新宿4F